2016年5月1日日曜日

もやもやニュースについて。

最近子育て関連のニュースをみていて、もやもやします。
皆さんもやもやしませんか?子育てに限って言うと先日も炎上した某ブログ(保育園落ちた日本死ね!!!)がありましたね。ワタクシ概ねあの意見には賛同です。言葉遣いがどうとかってのはおいておいて。

今日のもやもやニュースは、これまた重い介護の問題。

子育てと介護の「ダブルケア」全国で25万人余と推計


このNHKニュース、ちょっと読んでて個人的には違和感がありました。
特に下記の部分。
調査に関わった横浜国立大学の相馬直子准教授は、「ダブルケアの負担が、女性の就業に影響していることが浮き彫りになった。晩婚化などの影響でダブルケアを行う人は今後さらに増えると予想され、子育てと介護の支援を連携させながら進めていくことが必要だ」と話しています。

この調査が女性の就業状況を調べるためにのみ行われた統計調査ならば問題ないのです。記事によれば「就業構造基本調査」なんだそうです。ニュース内では下記のように数字を述べていました。
ダブルケアの問題を抱える人は、全国で25万3000人に上ると推計されることが分かりました。
男女別の内訳は男性が8万5000人、女性は16万8000人で、女性が男性の2倍近くに上っています。
また、ダブルケアを行っている人のうち、仕事に就いている人は男性が93%、女性が49%となっています。
ほー、家族単位での調査では無いのですね?単一労働者に普通に聞いた感じですね。
ダブルケアの問題を抱えてる人だけの就業割合をみても、ダブルケアが問題なんであって、男女の違いでは就業している人数に大差ないように見えちゃうんだけど、そこってなんか難しい統計学みたい考え方があって、この見せ方になってんですかね。。。

個人的にこの数字見た時に、男性が子育て、介護に関わる率が相変わらず低いのが問題で、女性に子育てや介護を押しつけすぎ。っていう数字のようにしか見えませんでした。ダブルケア大変、改善しないと女性の社会進出は遅れる一方!ってどう読んでもならないんだけどなー。だれかわかり易く説明してください・・・・

そしてこの報道が、なにか問題提起をしているようにとても思えないってのが、またもやもやするポイントです。社会進出したい女性だけが子育てや介護しているわけではないし、誰がやっても大変なんですよ?!わかってますか内閣府?

育児は精神的にも、金銭的にも負担が増えます。また、将来日本という国を支えていくことになる子供を育て、国も税収を確保するという大々的に押せない意味があることだって働いて税金納めてる方はみんなわかってます。
また、介護は自分を育ててくれた親が寿命を全うできるように、家族として普通に老後を支えることでありますが、これまた結構大変なことだと思います。特に年配者は家族であってもその気難しさに閉口することだってありますしね。道徳心だけで乗り越えられるわけではないし、みんながみんな親と仲言い訳でもありません。

そういう「子育てや介護は当然家族がやるべき」と考えてきた昭和の価値観が、女性の社会進出や晩婚化、核家族化や都市集中型経済など、現役世代が選択する現在のライフスタイルに合わないんです。今回の統計もそのひずみにハマって大変な思いをしている人の数だと思うのです。女性の就業がどうの、っていうコメント拾ってくるよりも、もう少しちがうこと改善してかなきゃだよね?

みんな大変なんですよ。僕も大変なんですよ。
今だってミルクあげてますし、明日仕事ですよ?

最近のニュースみてるとなんかこう、イラッとするんですけど、僕だけですかね?
仕事でつかれたアタマがうまく回ってないだけなのか。ふひ~。

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